Categories: 己について

一日の終わりに反省をしない

 

 

仕事を終えて、じっくりと反省する。一日が終わって、その一日を振り返って反省する。

すると自分や他人のアラが目について、ついには鬱になる。自分のダメさに怒りを感じ、あいつは憎たらしいと思ったりする。

たいていは不快で暗い結果にたどり着く。

なぜかというと、冷静に反省したりしたからなど決してない。

単に疲れているからだ。疲れきったときに反省など鬱への落とし穴でしかない。

疲れているときに反省をしたり振り返ったりに日記など書くべきではない。

活発に活動しているとき、何かに夢中になって打ち込んでいるとき、楽しんでいるとき、反省したり振り返って考えたりしない。

だから、自分をダメだと思ったり人に対して憎しみを覚えたりしたときは

疲れている証拠だ。そういうときはさっさと自分をやすませなければならない。

「曙光」より

tottosapo

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