心について

なかなか間単には手に入らないようなものほど欲しくなるものだ。しかし、いったん自分のものとなり、少しばかり時間がたつと、つまらないように感じ始める。それが物であったり人であってもだ。すでに手に入れて、慣…

提示されたある案に対して反対する時よく考え抜いた上で確固とした根拠があって反対する人はごく少ない多くの人はその案や意見が述べられた時の上司とか言い方を行った人の性格や雰囲気に対して反発の気分があるから反対するのだ。…

私たちは歴史というものを自分とはほとんど関係ないと多く離れたもののように思っている。あるいは図書室に並んだ古びた書物の中にあるもののように感じている。しかし、私たち一人ひとりにも確かな歴史があるのだ。…

本当に自由になりたければ自分の感情を何とか縛り付けて勝手に動かないようにしておく必要がある感情を野放しにしておくとその都度の感情が自分を振り回しあるいは感情的な一方向にのみ顔と頭を向けさせ結局は自分を不自由にしてしまう…

ことさら極端な行為、おおげさな態度をとる人には虚栄心がある。自分を大きく見せること、自分に力があること、自分がなにか特別な存在であることを人に印象づけたいのだ。実際には内に何もないのだ。細かい事柄にとらわれる人は気…

勝利した者はもれなく、偶然というもを信じていない。たとえ彼が謙遜の気持ちから偶然性を口にするにしてもだ。「悦ばしき知識」より…

多くの人は物そのものや状況そのものを見ていない。その物にまつわる自分の思いや執着やこだわり、その状況に対する自分の感情や勝手な想像を見ているのだ。つまり、自分を使って物そのものや状況そのものを隠してし…

求め、追求し続け、それでも得られずついに疲れ果てたのならば、今度からはそれを見出すようにすればいいのだ。何をしても風が吹いてきて妨害され、どうしてもうまくいかないのであれば、今度からは風を利用してやればいい。帆…

人間が持っている見栄、すなわち精神は複雑なものだ例えば自分の世からの性質や曲悪い行動を素直に打ち明けたように見える場合でさえそのことによってもっと悪い部分を隠してしまおうという虚栄心が働いていることがままあるからだ。…

快感とか不快感は何科が自分に与えてくるものだと私たちは思い込んでいるけれども実際には自分の考え方が動かしているものなのだ例えば何かした後で私たちはしなかったらうまくいったのにと不快感を覚える逆にこうや…