人について
約束の本当の姿
約束は、個人間の契約というものだけではない。約束として要求されるの言葉の裏側にあるものが、約束の本当の中身になるのだ。たとえば「明日五時に会いましょう」という日常的な約束の場合でも、それは五時に約束するというビジネ…
夢に責任を取る勇気を
過失には責任を取るのに、どうして夢に責任を取ろうとはしないのか。それは自分の夢ではないのか。自分の夢はこれだと高く揚げたものではないのか。それほど弱いのか。勇気がないのか。それは自分だけの夢だけではないのか。…
体験だけでは足りない
確かに体験は重要だ。体験によって人は成長することができる。しかしさまざまな体験を多くしたからといって、他の人よりも優れているということはできない。体験してもあとでよく考察しなかったら何もならないのだ。どんな…
早すぎる成功は危険だ
あまりにも歳若いときに成功したり功績を上げてもてはやされたりすると、その人は傲慢さと感覚の狂いから、年配の人や地道に苦労をしている人への畏敬をすっかり忘れてしまうものだ。それだけにとどまらず、成熟する…
人のことをあれこれ考えすぎない
他人をあれこれと判断しないこと。他人の値踏みもしないこと。人の噂話もしないこと。あの人はどうのこうのといつまでも考えないこと。そのような想像や考えをできるだけ少なくすること。こういう点によき人間のしるしがある。…
真に独創的な人物とは
何か奇抜なことをして衆目を集めるのが独創的な人物ではない。それは単なる目立ちたがり屋だ。たとえば独創的な人物の持つ特徴の一つはすでにみんなの目の前にあるのに気がつれておらず名前さえも持たないものを見る視力を持ち、…
勝つなら圧倒的に勝て
競争においてかろうじで相手に勝つというのはあまりよろしくない。勝つのなら僅差でなく、圧倒的な差をつけて勝つのがよいそうすれば相手は「もう少しだったのに」という悔しい思いも自責の念を持つこともない。それどころか、かえ…
自分の弱さと欠点を知っておく
成功している人は、すべてにおいて強さがあり運に恵まれ、考えや行動がすこぶる効率的で、何事においても人並みはずれて要領が良いように見える。ところが彼らもまた普通の人と同じように欠点や弱さがあるものだ。た…
偉人は変人かもしれない
偉人と呼ばれる人が、偉人であると同時に人間的に立派であったと断定できる根拠などどこにもないその偉人はひょっとしたら、世間一般の大人になりきれなかった人間、ただの子供だったがゆえに偉大な業績を残すことができたのかもしれな…