世について
多くの人の判断に惑わされない
仕組みや通りの国はっきりしたもの、あるいは説明が簡単にできる事柄を人々は軽く扱う傾向にある。その反対に説明がつくされていないもの、曖昧さや不明瞭さが残る事柄を人々は重要なものだと受け取る傾向がある。も…
世間を超えて生きる
世間にありながら世間を越えて生きよ。世の中を超えて生きるとはまずは自分の心や情のその都度の動きによって自分があちらこちらへと動かないということだ。情動に振り回されない、自分が自分の情動という馬をうまく乗りこなすとい…
人が認める理由
あることを人が認めるその場合は三つある。まずはそのことについて何も知らないから。次にはそれが世にありふれているように見えるから。そして三つ目はすでにその事実が起こってしまっているから。もはやそのことが善悪のどち…
自分の生きた意見を持つ
生きた魚を手にするためには自分で出かけていきうまく魚を釣り上げなければならない。これと同じように自分の意見を持つためには自ら動いて自分の考えを掘り下げ言葉にしなければならない。そしてそれは魚の化石を買う連中よりもましな…
規則は多くを変える
秩序を作るために何か不都合なことが起きないためにあるいは危険性を減らすために効率を良くするために規則や法律といったものが作られる。すると規則があるがために新しい状況が生まれる。それは最初に規則が必要となった時の状況…
安定志向が人と組織を腐らせる
安定志向が人と組織を腐らせる類 は友を呼ぶと言うけれど、同じ考えのものばかりが集まり互いを認め合って満足していると、そこはぬくぬくとした閉鎖空間となってしまい、新しい考えや発想が出てくることはまずなくなる。また組織…
つまらないことに苦しまない
暑いの反対は寒い 、明るいの反対は暗い、 大きいの反対は小さいこれらは相対的概念を持った一種の言葉遊びだ現実もこれと同じだと思ってはいけない例えば暑いは寒いに対立しているのではないということだ…
キツネよりずるいのは
葡萄がたわわに実っている一匹の狐がそこに来てぶ葡萄を取ろうとするのだが、どの房も高い場所にある枝についているためいくら飛び跳ねても全く手が届きそうにないキツネはついに葡萄を取ることを諦め「あんなのはどうせすっぱ…
あらゆる人から好かれなくていい
生理的嫌悪を持っている相手に対していくら丁寧に接してもその場で見直してもらえることはない。そして結局は振れないやつだと思われてしまう。誰からも好かれるのが当然だとは思わず普通に接していた方がよほどいい。…